■NOVAS ESQUINAS

このメモリアルなライブへの参加を前に、レオが溢れる思いを綴りました。
故郷ベロ・オリゾンチで音楽を始めた頃の貴重なエピソードが満載です。
(原文はこちら "NOVAS ESQUINAS"pagina1・pagina2)
“新しい街角”
まもなくブラジルで行う最初のライヴ(11月6日、リオのCCBBにて)は、親愛なるパウラ・サントーロ&バンドと、僕がインスピレーションを受けた、比類なく素晴らしい-僕にとって大切な音楽的模範のひとつ-ロー・ボルジェスとの共演です。パウラがこの素晴らしい一連の公演に参加するよう招いてくれてとっても嬉しく感動的でした。彼女が展開しているこの感嘆すべきプロジェクト、“新しい街角”は、ブラジル音楽においてあまりにも重要で、(スペイン語で言うなら)“モビーダ”のアーティストたちといいましょうか、「街角のクラブ」として知られている、70年代音楽の美として認知されている面々を隣にして、招かれた音楽家が出演するもので、「街角のクラブ」の重要性と、それが繰り返し与えている影響力に敬意を表すことがプロジェクトの目的です。
パウラのプロジェクトは、ミルトン・ナシメントとロー・ボルジェスという中心人物と、あの時代にブラジル音楽シーンで突出していた他の偉大な音楽家たちが参加した、「街角のクラブ」という名の、あまりにも際立ったレコードに対する、惜しみない感謝であり、捧げものなのです。
僕はパウラからの寛大な招待を受けるだけでなく、「街角のクラブ」へ、とりわけ、このレコードと、それに参加していた、ブラジルポピュラー音楽史上あまりにも重要な作品を産み出したアーティストたちへの僕の敬意を表したいのです。今年2012年は、この素晴らしいレコードは(発売後)40周年を迎えるんです!
青年時代、僕はベロ・オリゾンチの偉大な友人たちと共にバンドを組んでいて、僕らメンバーたちは「街角のクラブ」にとても影響を受けていました。僕らは「グルポ・カンフォラ」といって、サンタ・テレザ区のヂヴィノポリス通り、まさにボルジェス・ファミリーの家の前で練習をしていました。あの駐車場で僕らが練習できるようにしてくれたのは、偉大な友人であり、既にその頃から音楽仲間だった、親愛なるマルセロ・サルキス-バンドへの参加を誘ってくれたのは彼-でした。実を言うと、練習する場所としてすごくやりやすかったとは言えなかったです!...でも、この場所は僕の音楽家としての人生でとっても大切な場所でした。その場所は風通しがよくなかったけれど、練習に専念するという僕らの約束があったから、何度も、ドアを開けるのを忘れたものです(窓がなかったんです!)。
僕らはそこで長い時間を過ごしました、インスピレーション、専念する集中力、タバコの煙、そして、練習で産み出されるデシベル(音圧)の伝わりにむせかえりながら。それでも、ドアが閉まっているのに、いつも大音量な僕らの音楽は練習場の壁を越えて、だんだんと、近所で関心を呼び起こし、噂になり始めました。
僕らはいつも、週に何回もあの地下室で演奏していました、そしてついに、ある素晴らしい日、目の前に住んでいたローの妹のソランジ・ボルジェスが現れ、一緒に練習してライヴをしたいか、と僕らに聞いてきたのです!あの頃、僕がバンドで演奏していたのはドラムでした...僕はソランジの提案を受けてドラマーとして参加することになりました。グト・アルメイダはベーシスト、マルセロ・サルキスとシィウヴィーニョ・グラシアーノはソランジが準備していたアルバムの作曲家として働き始めていました。
ソランジはなんていい人だったか!僕らバンドの全員(マルセロ、シィウヴィーニョ、グト、ペドロ、僕)を、僕らの憧れの音楽「街角のクラブ」の形ある世界へと近づけてくれたのは彼女でした。ボルジェス・ファミリーの家にいて、彼女やニコと練習したり、ご両親と知り合って会話したり、ローやテロと音楽を聴いたり話したり、ボルジェス一家の各々から直接に学んだことは、音楽家としての僕の人生で最大な刺激のひとつでした。
それから数カ月ほど後、ドラマーになろうと試みた僕は、扱う楽器としては再びギターを選んだけれども、また、ドラマーとしてバンドに専念するため一時的に離れていたジャーナリズム課程へ戻ると決めたけれども、ボルジェス一家と共にした経験は僕にとって本当に決定的でした!
だから、僕にとって、「街角のクラブ」へ敬意を払うことは、世界中のあらゆる世代の音楽家やソングライターに影響を与え、今もなお驚嘆する、あのレコードを賛辞する、何かそれ以上のことなのです。僕が抱く敬意は、ベロ・オリゾンチのヂヴィノポリス通りのあの家、そこでインスピレーションを受け、楽しみ、他のアーティストたちと知り合い、学び、夢見た、また、夢見ることを学んだあの場所で出会った寛大さへの感謝でもあるのです。まず第一にソランジ・ボルジェスに感謝します!そして、君、パウラ・サントーロに!(君は僕の音楽人生の始まりの詳細を知らなかったと思います。)パウラ、君とまた演奏できること、君のバンドの素晴らしい音楽家たちと初めて演奏すること、そして、もちろん、君が与えてくれた、僕らのインスピレーションの源のひとつであり、議論の余地なく僕らの模範である、偉大なロー・ボルジェスと初めて演奏するこの機会が、僕はとっても嬉しいよ!とてつもない光栄だよ!招待してくれてどうもありがとう!
レオ・ミナックス
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■2012年11月、ブラジルにて

ただ今、ブラジルへ里帰り中のレオ、既報どおり、11月6日はいよいよ、
Paula Santoro(パウラ・サントーロ)、Lô Borges(ロー・ボルジェス)
と共演です。“Clube da Esquina(街角クラブ)”をトリビュートする
ライヴ・シリーズ、Clubeメンバーの中心人物ローを迎え、また、
レオ自身の音楽活動の原点がボルジェス一家に所縁深いことから、
ライヴ前から大感激なご様子のレオです。
そして!!!
最新アルバム“SEM TIRAR NEM PôR”が、DUBASから正式に発売決定!!!
DUBASは、“Clube da Esquina”の一員であり、Clubeメンバーの
数々の名曲を手掛けた作詞家、Ronaldo Bastos(ホナゥド・バストス)
が主宰するレーベルです。発売前の記念ライヴが、
出身地べロ・オリゾンチと、レーベル拠点リオ・デ・ジャネイロで行われます。
(おまけ)
10月はデンマーク人ジャズ・ピアニストSteen Rasmussen(スティーン・
ラスムッセン)に招かれ再びツアーをしてきたレオの後日談。
「デンマークのデザインは日本のと似てるんだよ、シンプルで木を使ってて。
共通点を感じたよ。」
日本で北欧デザインが大人気なことを言うと、とても納得したようでした(笑)。

photo by Leo
■近況報告
レオと同郷ミナス・ジェライス出身で、今はサン・パウロを拠点に
活動する女性シンガー、Paula Santoro(パウラ・サントーロ)の
シリーズ企画「新しい街角~街角クラブ40周年」に招かれ、
来たる11月、リオ・デ・ジャネイロで、
レオはLô Borges(ロー・ボルジェス)と共にゲスト出演します!
それに引き続き、本国ブラジルでも発売が決まったアルバム
“SEM TIRAR NEM PÔR”(引きも足しもせず)のプロモーションを
予定しています(詳細は後ほど!)。

以下は、この5月と7月、デンマーク人ジャズ・ピアニスト、
Steen Rasmussen(スティーン・ラスムッセン)に招かれ
共演したライヴの“ベスト”(selected by Leo) 音源です。
レオはこの10月にもまたSteenと共演する予定です。
活動する女性シンガー、Paula Santoro(パウラ・サントーロ)の
シリーズ企画「新しい街角~街角クラブ40周年」に招かれ、
来たる11月、リオ・デ・ジャネイロで、
レオはLô Borges(ロー・ボルジェス)と共にゲスト出演します!
それに引き続き、本国ブラジルでも発売が決まったアルバム
“SEM TIRAR NEM PÔR”(引きも足しもせず)のプロモーションを
予定しています(詳細は後ほど!)。

以下は、この5月と7月、デンマーク人ジャズ・ピアニスト、
Steen Rasmussen(スティーン・ラスムッセン)に招かれ
共演したライヴの“ベスト”(selected by Leo) 音源です。
レオはこの10月にもまたSteenと共演する予定です。
■Sem Tirar Nem PôR(引きも足しもせず)日本発売に寄せて(後編)

出来上がりはとてもシンプルに聞こえるこのアルバムですが、
完成までの道のりはそれほど簡単なものではありませんでした。
この作品のプロデュースは、昔からレオの作品を手がけ、レオも絶大な信頼を寄せるSuso Saiz(スーソ・サイス)氏です。いつも革新的な発想をするスーソさんらしい提案で、初めは、ライヴ・ハウスなどで演奏するときと同じように、ぶっ通しで何曲も歌い続ける、というやり方で録音されました。
.....なんと大胆なアイデア!でも、ライヴと同じように、といっても、お客さんがいない前ではどうしても抑えた演奏になってしまうのがレオは気に入らなかったようです。それに、好きなだけスタジオを使えるわけもありません。納得のいく録音をするにはこのやり方では時間が足りなくなる...心配になったレオが代わりに提案したのが、1曲につき3回と決めて録音する、というものでした。この新しい方法で伸び伸びと演奏ができたようで、順調に作業は続き、録音された数は30曲!にもなるほどでした。
しかし、その後、録音された沢山のトラックを聴き返す段になって、レオの中では根本的な1つの迷いが生じたようでした。ほとばしるような勢いでここまで進めてきたものの、それを客観的に捉えるもう1人の慎重な自分がいて、彼自身の中でせめぎあっていたのだと思います。このようなシンプルな作品をリリースして本当に良いのか...。これまでに発表したアルバムでは周到に練り込んだ音作りをしてきたレオにしてみれば、とても自然な迷いだったと思いますが、スタジオに飛び込んで行ったときの自分を思い起こし、前向きに進む気持ちを取り戻していた様子が伺えました。
このアルバムが無事にリリースされ、
ここ日本でも発売に至ったことを、今、本当に喜ばしく思います。
今回、ブラジル音楽工房サンバタウンさんが輸入元となり国内発売されるにあたっては、筆者も制作に全面支援した、歌詞対訳冊子がついています。レオ自身が書いた、また、他アーティストが提供した歌詞は、それぞれに個性的で味わいある世界を醸し出しています。音と言葉、ぜひ一緒に楽しんで頂けたら嬉しく思います。
どうかたくさんの方にこのアルバムを聴いて頂けますように、
心からそう願っています。
(posted by marikinha)
■Sem Tirar Nem PôR(引きも足しもせず)日本発売に寄せて(前編)

鮮かに立ちのぼる音。
微かに震えながら、
静寂に溶けてゆく音。
荒ぶりかすれる音。
甘く切なく感情を包み込む音。.....
このアルバムはいっさいの
音響的加工をあえて行わず、
ヴォーカルとアコースティック・ギターだけで、スタジオ・ライヴ録音されました。
正にアルバム名どおりに、Sem Tirar Nem Pôr...何も加えず、何も削っていない、直球勝負の演奏。そのことが、レオの作る「歌」そのものの魅力を鋭く際立たせています。息遣いや弦の擦れる音も生々しく、すぐ眼の前で弾き語られているような親密感を伴いながら、ミニマルな音の要素とは相反する、豊かで繊細な彼の世界を描き出しています。
例えば、過去のアルバムと聴き比べてみると、同じ曲でも、単に演奏やアレンジが違うからではなく、歌が違った表情を見せていることに気づき、ハッとさせられます。レオは、声とギター、それだけで、それぞれの歌の奥深いところにある細やかな情感を浮かび上がらせ、聴き手へダイレクトに伝えているのです。
ギターから生まれるアクセントの効いた多彩なリズムと、抑揚やメリハリ、歌詞の音韻を自由奔放に拾うことで声(身体)から生まれるリズム。そして、洗練されたメロディーラインと独特のハーモニー感覚。それらが絶妙に融合するレオの演奏は決して同じ表現に留まることはなく、時を経るごとに進化し、彼自身と共に変わっています。その意味では、このアルバムは、あの日あの時のレオが確かに刻印されたもの、といえるでしょう。
* * *
2009年7月下旬、日本での初めてのソロ・ライヴ・ツアーを終えて満足気なレオは、「次のアルバムはギター1本で作るよ」という言葉を残して帰国していきました。それからわずか2~3週間の内に、「もう準備は終えたから、明日からスタジオに入るんだ」との近況を聞いた時にはとても驚きました。レオはある意味で日本人以上に細やかな人ですが、やはり基本的には、“ラテン系”スペイン在住のブラジル人。のんびりしたところがありますので、特に時差の違う外国への長旅から戻った後は、普段であれば無理はせず、まだ疲れを癒している頃です。それが、もう録音を始めるというのですから!
レオは後になって、日本から帰国したばかりの頃の自分を「日本で、沢山の人と知り合えて、いろいろときれいな所へ行けて、嬉しい気持ちでいっぱいだった」と振り返っていました。今にして思えば、日本にいる間に感じたもの、得たエネルギーをそのまますぐにスタジオに持ち込みたかったのだろう、と思います。
帰国直後、怒涛の勢いでMySpace上に連載された、「日本滞在日記」(原題De Vuelta a Madrid、スペイン語)でも彼の高揚した気分が伝わってきます。関連記事はこちら。
~ 後編へ続く ~
(posted by marikinha)
■"SEM TIRAR NEM PôR" LINKS

“SEM TIRAR NEM PôR(引きも足しもせず)”
をブログなどでご紹介頂いた方々の
記事やコメントを集めました。
どうぞご一読下さい!

説明するまでもありません、当アルバムの輸入元、
ブラジル音楽工房サンバタウン店主・ゼジさんのブログより。
CDは一枚ずつゼジさんの手で「愛」を込めてパッケージングされました。

2009年日本ツアーで山形公演を後援下さった、
山形ブラジル音楽普及協会のブラジル音楽ディスクレビューより。
山形滞在を親身に支えて下さった山ブラ会長ご夫妻の
鋭くもあたたかな視点が沁みます...。

レオ・ミナックスの『引きも足しもせず』は、レオの声とギターのアルバム。
聴いていたら2年前の来日公演が昨日のことだったように思えました。
素敵なアルバムです。これは、ぜひ聴いてください!
同じく、2009年日本ツアー“千秋楽”公演をお引き受け下さった、
鎌倉・cafe vivement dimancheマスター・堀内隆志さんの
ご推薦が得られたのはなんという心強さ!

日本ツアー東京公演でレオと共演されたボサノバ・アーチスト、
山本のりこさんのブログより。アルバムではのりこさんの珠玉の名曲、
「Anel de Capim(草の指輪)」が収録されています。
のりこさんへの友情と、この歌が大好きだというレオの気持ちが
こもったカバー演奏で、聴く度にグッと来ずにはいられません...。
ぜひお聴きになって下さいませ。
※以上、掲出日順に記載
■最新アルバムはここで買えます!

7月23日より、名古屋・ブラジル音楽工房サンバタウンさんにて発売開始になった最新アルバム“SEM TIRAR NEM PôR(引きも足しもせず)”、なんと嬉しいことに!各方面よりご好評を得てお取り扱い先がぐーんと増えました!!
diskunion
HMV
Amazon.co.jp
大洋レコード
TOWER RECORDS
なお、入荷数には限りがございます。ご購入予定の方、また、
関心を持って下さっている方は...ぜひお早めにお求め下さい。
■いよいよ本日より発売です!!!
レオ・ミナックス / 引きも足しもせず
Leo Minax / Sem Tirar Nem Pôr

残したかったのはありのままの音。
過激なまでにアコースティック、
一切の装飾を排し収録された「声とギター」の記憶。
スペイン・マドリードを拠点に活動を続けるミナスジェライスの隠し球、
レオ・ミナックス。その浮遊感に満ちたアヴァンギャルドなサウンドと
センチメンタルな歌声の魅力は2009年の初来日ツアーで多くのブラジル
音楽ファンが体感するところとなりました。その彼が「日本ツアーの記憶を
しっかりとした形で残したかった」と語るように、本作は正にソロライヴの
パフォーマンスを完璧なまでに再現した「声とギター」だけの一発録り。
プロデュースがこれまでの作品でエフェクトを駆使しおそろしく緻密な
サウンドメイキングにこだわり抜いたスーソ・サイスの手によるものである
ことからして、このアルバムがいかに確信犯的なコンセプトに基づいて
レコーディングされたものかが窺えます。
ゲストなし・重ね録りなしの、そう、これは「飾りのない歌」-。
<帯、歌詞・対訳冊子つき>
ご購入はこちらのページよりどうぞ!
発売元:ブラジル音楽工房サンバタウン
Leo Minax / Sem Tirar Nem Pôr

残したかったのはありのままの音。
過激なまでにアコースティック、
一切の装飾を排し収録された「声とギター」の記憶。
スペイン・マドリードを拠点に活動を続けるミナスジェライスの隠し球、
レオ・ミナックス。その浮遊感に満ちたアヴァンギャルドなサウンドと
センチメンタルな歌声の魅力は2009年の初来日ツアーで多くのブラジル
音楽ファンが体感するところとなりました。その彼が「日本ツアーの記憶を
しっかりとした形で残したかった」と語るように、本作は正にソロライヴの
パフォーマンスを完璧なまでに再現した「声とギター」だけの一発録り。
プロデュースがこれまでの作品でエフェクトを駆使しおそろしく緻密な
サウンドメイキングにこだわり抜いたスーソ・サイスの手によるものである
ことからして、このアルバムがいかに確信犯的なコンセプトに基づいて
レコーディングされたものかが窺えます。
ゲストなし・重ね録りなしの、そう、これは「飾りのない歌」-。
<帯、歌詞・対訳冊子つき>
ご購入はこちらのページよりどうぞ!
発売元:ブラジル音楽工房サンバタウン
■まもなく発売されます!

photo:Ale Megale
まもなく新しいアルバムが日本で発売されます!
全曲が歌とアコースティック・ギターだけによる、
スタジオでのライヴ・レコーディングです。
発売元はもちろん、2009年にレオの日本ツアーを取り仕切った、
名古屋のブラジル音楽工房サンバタウンさん。
(店主ゼジさんの楽しいブログはこちら)
今回、日本で発売される分のみ特別に、歌詞対訳つき冊子がつきます。
どうぞお楽しみに...!!!
↓↓ 歌声とギターだけ... こんな雰囲気に近いかな? ↓↓
■O AR PELO AVESSO - Official Videoclip
最新アルバム「Da Boca Pra Fora」(2009)からの
ヴィデオ・クリップ第6弾、「O Ar Pelo Avesso」。
詞/ Leo Minax・曲/ Robertinho Brant
Directed by Marinho Antunes
...ん? なんか、不思議???......その謎は「Making of」」にて↓↓↓。
「歌の練習にすごい時間がかかったよ(笑)」(レオ)
歌のタイトル「O Ar Pelo Avesso(裏返された空気)」から
リヴァース(逆再生)手法に目を付けた制作ディレクター、
マリーニョ・アントゥネス(Marinho Antunes)の素晴らしい仕事と、
逆さ歌を完璧にこなしているレオに大拍手!!!
ミニマルな仕掛けに溢れる詩情。
粗製乱造されるヴィデオ・クリップが多いなか、
映像と結びついて歌が“昇華”する、とはまさにこんな作品に言えるのでは...
と確信する、濃密な3分間です。
* * *
裏返された空気
雨が降る 大地が香りを求めるとき
雨が降る ホタルの光は消さない
窓から眺める
虹にのせて幸運を運ぶ
闇の夜に聞こえてくる雨
高さを恐れない雨
雨が地を濡らして去る
やって来ては蒸発し
降り止む
海が空に溶け合って
水平線が見えなくなり
雨は空気を洗う
新たな始まりのために
優しく雨が降る そして僕は感謝する
裏返された空気
裏返された空気
台所のおかわりの熱いコーヒーまでも
雨は知っているみたい
雨の匂いのするところ
喜ばない人は誰もいない
O Ar Pelo Avesso
chove quando a terra quer perfume
chove e não apaga vagalume
olho da janela
sorte no arco-íris
leva
chuva pra se ouvir na noite escura
chuva náo tem medo de altura
molha e vai embora
chega e evapora
pára
o mar
toca o céu
e espalha o horizonte
e a chuva
lava o ar
pra outro começo
chove suave, e eu agradeço
o ar pelo avesso
o ar pelo avesso
chuva até parece que adivinha
mais um café quente na cozinha
onde há perfume
ninguém é imune
ao prazer
ヴィデオ・クリップ第6弾、「O Ar Pelo Avesso」。
詞/ Leo Minax・曲/ Robertinho Brant
Directed by Marinho Antunes
...ん? なんか、不思議???......その謎は「Making of」」にて↓↓↓。
「歌の練習にすごい時間がかかったよ(笑)」(レオ)
歌のタイトル「O Ar Pelo Avesso(裏返された空気)」から
リヴァース(逆再生)手法に目を付けた制作ディレクター、
マリーニョ・アントゥネス(Marinho Antunes)の素晴らしい仕事と、
逆さ歌を完璧にこなしているレオに大拍手!!!
ミニマルな仕掛けに溢れる詩情。
粗製乱造されるヴィデオ・クリップが多いなか、
映像と結びついて歌が“昇華”する、とはまさにこんな作品に言えるのでは...
と確信する、濃密な3分間です。
* * *
裏返された空気
雨が降る 大地が香りを求めるとき
雨が降る ホタルの光は消さない
窓から眺める
虹にのせて幸運を運ぶ
闇の夜に聞こえてくる雨
高さを恐れない雨
雨が地を濡らして去る
やって来ては蒸発し
降り止む
海が空に溶け合って
水平線が見えなくなり
雨は空気を洗う
新たな始まりのために
優しく雨が降る そして僕は感謝する
裏返された空気
裏返された空気
台所のおかわりの熱いコーヒーまでも
雨は知っているみたい
雨の匂いのするところ
喜ばない人は誰もいない
O Ar Pelo Avesso
chove quando a terra quer perfume
chove e não apaga vagalume
olho da janela
sorte no arco-íris
leva
chuva pra se ouvir na noite escura
chuva náo tem medo de altura
molha e vai embora
chega e evapora
pára
o mar
toca o céu
e espalha o horizonte
e a chuva
lava o ar
pra outro começo
chove suave, e eu agradeço
o ar pelo avesso
o ar pelo avesso
chuva até parece que adivinha
mais um café quente na cozinha
onde há perfume
ninguém é imune
ao prazer