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■Part.4-僕の音楽について(その1)


INTERVIEW - Part.4

僕の音楽について(その1)


あなたの作品にはミナス的な音楽性が表れていると思うのですが、自身ではどう捉えていますか。

もちろんその通りだよ!スペインに着いたとき僕はマドリードで唯一のミナス・ジェライス出身のシンガーだった。仲間は僕をレオ・ヂ・ミナスと呼んでいたんだ。それで僕の名前はレオ・ミナスになり、後になってレオ・ミナックスになったんだよ。アーティスト・ネームのために良いと思ってちょっと変えたんだ。僕が表現する音楽に僕の出身を物語る面があることを人々が見抜いていると知って嬉しいよ。素性が表れるのを拒むことはできないからね!

あなたの音楽は、楽器だけでなく、ヴォーカル(コーラス)によって産み出されるハーモニーがすごく美しくて、ヴォーカル・アレンジにとても気を配っているのを感じるのですが。

それはまた僕がミネイロ(ミナス人)だからだよ!僕はコーラスが好きで、以前から歌をヴォーカルで満たす傾向があるんだ。少年時代、ブラジルのグループ、ボカ・リヴリを聴いていたよ。彼らのヴォーカル・アレンジが大好きだったんだ。後になって、ビートルズやビーチ・ボーイズのアレンジを注意深く聴くようになった。僕にはコーラスなしに歌を考えることはできないね!コーラスに参加して、いつも歌っては感動していたものだよ。小学校に入って以来、セミ・プロフェッショナルなコーラスの経験もいくつかあるし、アメリカ人歌手たちが歌うのを聴くためにプロテスタント派教会の礼拝に行くことまでしたよ。友人が僕に改宗してほしくて招待してくれたんだけど、実際は歌を聴くためだけに行ったんだけどね(笑)。演奏はとても感動的だったよ。でも、僕は自分の歌をヴォーカルで満たし過ぎないよう大きな努力をしなきゃいけない。過剰にコーラスを置くと歌の内容が弱まることがあるからね。このことは歌詞が僕の歌で重要になるにつれて学んでいることなんだ。新譜の“DA BOCA PRA FORA”でもそのことにかなり気を配ったつもりだよ。

3枚目のアルバム“STEREO13”以降ずっとスーソ・サイスがアルバムをプロデュースしていますね。彼のどのような面に信頼を寄せているのでしょうか。

Suso Saiz - Da Boca Pra Foraレコーディングにて(2007)
frame Making of Marinho Antunes
スーソ・サイスは正統的な音楽教育を受けた音楽家で、現代音楽の勉強と演奏もしていた。スーソは例えばジョン・ケージのような偉大な現代音楽家の傍らにいたこともあるんだ。スーソは一所に安住することがない、陳腐な表現からは「敵」といえるような音楽家だよ。スペインでは多くの人が彼が何を考えてるのか理解できないんだ!スーソの、プロデューサーとしての激しさが僕を魅了するんだよ。

激しさ…例えば、どのようなことですか。

以前の僕にとって難しかったのは、少ない要素で、不完全な所の修正をしないで、つまり「お化粧」なしで音楽制作に向かうことだった。多重録音はいろいろな面で欠点を隠してくれるからね。スーソと仕事を始めた当初は自然に録音された欠点だらけの僕のヴォーカルとギターを聴くのがイヤでね。でも少しずつ、「less is more」という考え方の価値や、楽器で埋め尽くそうとする僕の傾向を制限するというコンセプトがわかってきたんだ。スーソは「完璧は美しくない」とよく言っていた。とても良い、理論的で、明白な、音楽以外のことにも応用できる考えだと思うよ。最近では、自然な不完全さは歓迎すべきことで、録音時のアーティストの感情を伝えるものだと思うに至っている。スーソは例えばいいテイクを取ろうとしたり、アレンジをより美しくしようと楽器を加えるときラジカルなんだ。時には大論争の後、僕自身で行った演奏を消したこともあるけど、スーソの基準にはめたわけではないよ。僕にとってスーソとの修練の経験はすべてとても重要だったんだ。

彼は僕の人生の長い間に渡って、いつも選択すべき道を示してくれるとっても知的な音楽家だよ。スーソの存在が、商業主義に依存しない作品を制作するLeo & Suso Saiz(Madrid、2008)
photo by Meky Nuñez
ための基準になることは確かなことだよ。スーソは商業主義が優先される風潮がある中、深みある心のこもった音楽表現を取り戻そうとしてるんだ。彼からはまた、自分の作品から距離を置くこと、言い換えると、僕の作品は僕のものではないことを学んだんだ。美しい考えだと思わない?スーソの、ほとんど東洋的もしくは仏教的といえるようなこんな面が何度も僕を引きつけるんだ。彼の博識は音楽の枠を純粋に超えている。彼は僕の師匠であると同時に、とっても仲のいい友人だよ!

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